漢方医の話を少々。製薬会社の医師の話も。

漢方・漢方薬とは病気を治すものは自然治癒力であるとの考えから、中国、日本、アジアを中心に植物が持つ薬効を古くから経験的に知り得、その効能を医薬的に活用し、養生に利用してきました。天然植物が持つ成分を用いて健康増進、美肌美容、病気予防を促すのが漢方薬であり、漢方薬は全て天然の植物や鉱物をもとにした生薬です。漢方薬は自然物に含まれる微量の有効成分を継続的に服用し、病気を治す力を付けて体全体の調子を整えていくため、即効性がありピンポイントで病気や体の不調を回復させる西洋薬に比べ、体に優しくマイルドな薬効性が特徴です。

また陳皮(みかんの皮)、八角(トウシキミの果実)、田七(ニンジンの一種)などの漢方薬は、薬膳料理の材料としても使われ、食を通じて健康になるという「医食同源」の考え方にも派生しています。

漢方薬は天然の植物成分からなりマイルドな薬効性が特徴ではありますが、副作用を最小限に抑え、体の治癒力を高めて健康を促すにはやはり医師の適切な診療と処方が必要です。東洋医学の理論をもとに漢方薬を考え、体の不調・変調を訴える患者さんを診療し、適切にそして安心して服用することができる漢方薬を処方するのが漢方医になります。

漢方医は、他の医師と同様に医学部で西洋医学を中心とした医学・医療全般を学び(大学では東洋医学や漢方の講義もあります)、医師免許取得、研修医を経て、その後は漢方を専門とする診療科目や漢方薬を専門域とする先生のものとで臨床経験を積み、漢方医として活躍していくようです。日本東洋医学会では専門医認定制度を設け、現在約2,100名の漢方専門医がいます。

一般外来としては東洋医学科として併設している病院もあり、ガン、リウマチ、慢性腎炎、慢性肝炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー性疾患、各種婦人病など診療疾病は多岐にわたります。

東洋医学や漢方薬の考え方は、病気や各症状に対して直接的に治療するというものではなく、生薬や鍼灸により私たち人間が本来持っている病気を治そうとする力(自然治癒力)を高める療法です。そのため診療対象となる領域は広く、漢方医は一人ひとりが抱える病気や症状、体力、体質などを総合的に診断し治療法を探ります。

東洋医学科として専門に診療科を設けている病院は、ごくわずかではありますが、薬に頼らない治療法、身体に優しい治療法を希望する患者さんは確実に増えつつあり、専門の診療科目はなくとも'漢方薬をご希望の方はお申し出下さい'と漢方薬を扱う病院も見られるようになっています。

PS
漢方医の話で薬の話をしてたら私の知り合いで製薬会社のドクターがいるのを思い出したなww

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このページは、よしもりが2013年7月 8日 20:54に書いたブログ記事です。

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